ZenBook UX305FA に Debian jessie
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ThinkPad Edge 11" に、Debian GNU/Linux 7.4 wheezy をインストールします。
プリインストールされているWindows7とのデュアルブートです。
最近windowsが遅すぎてつらいので、少しはマシになればいいなあと期待。
ちなみに、RAMだけ4Gから8Gに変えてあります。
前にVMWareにインストールした時と同じ感じにしたいので
この記事の内容には前の記事のコピペも多くありますが、
やっぱり仮想マシンと実機じゃ違いも多いです。
windowsのディスクの管理からCドライブを縮小して、新たにパーティションを作り、そこにDebianをインストールします。
使用するディスクイメージは debian-7.4.0-amd64-CD-1.iso です。
CD-Rに焼いて、そこからブートします。
起動時、ThinkPadのロゴが出たらエンターキー、次の画面でF12キー、それからCDドライブを選択。
有線でネットにつないでおきます。
インストールを進めて、
「ディスクのパーティショニング」
で、手動 を選択。
用意したパーティションを選択して、
利用方法:ext4
マウントポイント:/
起動フラグ:オン
スワップ領域は作らない。
「ソフトウェアの選択」
で全てのチェックを外す。
「ハードディスクへのGRUBブートローダのインストール」
Debianメインで使用するつもりなので、はいを選択。
以降適宜再起動などを挟みつつ
■sudo
# aptitude install sudo # visudoユーザー名 ALL=(ALL) ALL
行を追加
■sources.list
# vi /etc/apt/sources.listcontrib non-free を追加
■GUI環境
ウィンドウマネージャにはIceWMを使います。# aptitude install xorg icewm $ startx
実はLXDEも使ってみたんですが、遅く感じました。。
■フォント
# aptitude install ttf-umefont ttf-umeplus梅プラスは、漢字が梅、他がM+の合成フォントだそうです。
使用可能なフォントの一覧を表示。
$ fc-list後述する/etc/fonts/conf.d/の編集にも使えます。
■Wifi
# aptitude install linux-headers-$(uname -r|sed 's,[^-]*-[^-]*-,,') broadcom-sta-dkms # modprobe -r b44 b43 b43legacy ssb brcmsmac # modprobe wl
https://wiki.debian.org/wl#Debian_7_.22Wheezy.22
# aptitude install wicd
/etc/network/interfaces の次の内容以外をコメントアウト。
# This file describes the network interfaces available on your system # and how to activate them. For more information, see interfaces(5). # The loopback network interface auto lo iface lo inet loopback
wicdデーモンを開始
# /etc/init.d/wicd start
GUIでwicdを開始
$ wicd-client
設定→無線インターフェース:wlan0
を記入。
スキャンした結果の画面がこちら。
「自動的に接続する」のチェックが2つありますが、
下のは誤訳か何かだと思います。
チェックを入れると接続できなくなります。
トレイアイコンのみで起動。
$ wicd-client -t
これをスタートアップに設定しておくといいかも。(スタートアップの項参照)
もちろん、起動しなくてもデーモンが自動で接続してくれます。
https://wiki.debian.org/WiFi/HowToUse#Wicd
ここからはWifi接続に切り替えて作業します。
■日本語入力
# aptitude install scim-mozc mozc-utils-gui $ im-config $ scim-setupフロントエンド - 全体設定
キーボード配列:日本語
開始/終了:Zenkaku_Hankaku
IMエンジン - 全体設定
その他 のチェックを外す
mozc-utils-gui:言語バーに設定アイコンが出て、辞書や変換の設定ができます。
■xterm
~/.Xresources に次の内容を記入XTerm*utf8 : 1 XTerm*locale : true XTerm*selectToClipboard : true XTerm*faceName : 'Monospace' XTerm*faceSize : 10 XTerm*cjkWidth : false XTerm*background : black XTerm*foreground : gray XTerm*saveLines : 2000 XTerm*geometry : 80x20+0+0その後
$ xrdb .Xresources
■トラックポイント
と下のボタンでスクロールを有効にする以下の内容の /etc/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf を作成する。
Section "InputClass" Identifier "Trackpoint Wheel Emulation" MatchProduct "TPPS/2 IBM TrackPoint|DualPoint Stick|Synaptics Inc. Composite TouchPad / TrackPoint|ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint|USB Trackpoint pointing device|Composite TouchPad / TrackPoint" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Option "EmulateWheel" "true" Option "EmulateWheelButton" "2" Option "Emulate3Buttons" "false" Option "XAxisMapping" "6 7" Option "YAxisMapping" "4 5" EndSection
http://d.hatena.ne.jp/furu33/20110728/1311808135
■タッチパッドを無効に
トラックポイントを使うならタッチパッドは邪魔なので。$ synclient TouchpadOff=1
これもスタートアップに設定。(スタートアップの項参照)
https://wiki.archlinux.org/index.php/Touchpad_Synaptics_(日本語)#Synclient
■音
# aptitude install alsa alsamixergui volumeicon-alsa
これでスピーカから音が出るようになり、
イヤホンを挿すとスピーカがミュートされるようになりました。
alsamixergui:GUIのミキサ
volumeicon-alsa:システムトレイにアイコン表示
設定のHotkeysを有効にすれば、ThinkPadのホットキーが使えるようになりました。
volumeiconも ~/.icewm/startup に追加してみると、
謎のウィンドウも表示されるようになりました。これは、
sleep 10 && volumeicon &と、.xinitrcでよく使われているようにsleepを使うと解決しました。
■いろいろインストール
# aptitude install chromium flashplugin-nonfree geany leafpad rox-filer xarchiver gpicview xpdf libreoffice pinta arandr imagemagick
chromium:ブラウザ
flashplugin-nonfree:Flash
geany:テキストエディタ
leafpad:メモ帳
rox-filer:ファイラ
xarchiver:アーカイバ
gpicview:イメージビューア
xpdf:pdfビューア
libreoffice:オフィススイート
pinta:ペイント
arandr:xrandrのGUIフロントエンド
マルチディスプレイの設定が簡単にできるxrandrですが、
arandrでは更に直感的に設定できます。
imagemagick:画像変換とかスクリーンショットとか
インストール後スクリーンショットは
$ import ss.pngしてから対象のウィンドウをクリックで撮ることができます。
AzPainter:ペイント
[AzSky]http://hp.vector.co.jp/authors/VA033749/
からダウンロード。windows版も軽くて重宝してます。
Dropbox
サイトからdebパッケージをダウンロードし、
# dpkg -i パッケージ名 $ dropbox start -i
Dropboxもスタートアップに設定。(スタートアップの項参照)
■スタートアップ
#!/bin/sh /usr/lib/notification-daemon/notification-daemon & synclient TouchpadOff=1 & wicd-client -t & dropbox start & sleep 10 && volumeicon & xterm &のような内容の~/.icewm/startup を作成し、実行属性を付ける。
単純にコマンドを実行するだけなら.xinitrcを作るより簡単ですね。
notification-daemon:ポップアップ通知を表示させるデーモン
最初は気付かなかったんですが、 これを起動させておくとwicdやvolumeiconからも通知が来ます。
■前と同じ
・icewmのカスタマイズ前のに追加して変えた項目:
# Show APM/ACPI/Battery/Power status monitor on task bar TaskBarShowAPMStatus=1 # 0/1 # Network device to show status for # NetworkStatusDevice="ppp0 eth0" NetworkStatusDevice="wlan0" # Workspace switches by moving mouse to left/right screen edge HorizontalEdgeSwitch=1 # 0/1
さらに、icewmのメニューからシャットダウンとかできるようにするため、menuに
prog 終了 xterm gksudo "shutdown -h now" prog 再起動 xterm gksudo "shutdown -r now"みたいな項目を追加。
左から3番目の項にはアイコンを指定するんですが、適当な画像を持っていないのでxtermとしておきます。
gksudo:sudoのgui版
・マウスカーソル変更
・geanyのカラーテーマ変更
■Tex
# aptitude install tex-live
フォントが色々入るからかxterm等の表示が変わってしまったので、
/etc/fonts/conf.d/65 -nonlatin.conf
を適当に編集しておきます。
■ファイアウォール
次項のプリンタとの無線LAN接続にも必要かもしれない、iptablesの設定がGUIでできちゃうgufw
# aptitude install gufw
■プリンタ
印刷のためのサービスをインストール# aptitude install cups
あとはメーカー公式サイトの指示通りにドライバ等をインストール。
■たりないファームウェア
いまさらですがDebianインストール中と毎回の起動時に、rtl.nic/rtl8168d-2.fw がない!と怒られます。
パッケージになっているようなので入れておきます。
# aptitude install firmware-realtek
https://packages.debian.org/ja/wheezy/firmware-realtek
さらに起動時に、
[drm:radeon_pci_probe] *ERROR* radeon kernel modesetting for R600 or later requires firmware-linux-nonfree.と言われるので、これも入れておきます。
# aptitude install firmware-linux-nonfree
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